成功のコンセプト(三木谷浩史)
本日名古屋出張のお供で購入。読んだ目的は、なんとなくの印象だけど将来のビジョンを先読みして実行するが、実行の仕方はかなり泥臭そうな御仁。また同時に結構勢いのある新興企業への出資者(大株主)にもよく名前の入っている御仁。この御仁が事業を拡大させたり作られていく上でのポイントとしていることは何なのかと。また、将来ビジョンをどう見通して、どう実行していくのか。
読んでみるとなんとなくイメージはほぼ合ってた気もする。以下、僕自身のBIZ展開の上で参考になると思った乱発メモ。
- ビジョンを信じて改善を行うと。潜在能力×能力=実力とすれば、改善していくことで最後に勝てる。
- 文書を読んで気付いたことだが、フェルミ推定をふんだんに使っている。
- あるプロセスや仕組みを既成概念にとらわれず違う分野に持ち込んでいくことでブレークスルーを得る。その意識はプロフェッショナル。
- 目標を達成することこそ重要なこと。Best Effort BasisとGet Things Doneでは雲泥の差。本当の意味で仕事を楽しむことができない。精巧の喜びが仕事のモチベーションになる。
- 自分たちが積み上げていく既成事実が新しい社会を作り、日本を変えていく…これは興銀魂だな。
- 思ったけど、情報収集面はweb普及で大企業でも個人でも同等。どう表現していくかの多様性をとるなら自分でやれ、そうじゃなければ大企業ということかと思った。
- 仕事は自分で面白くするんです(あえて強調)
- 右脳のひらめきやインスピレーションを左脳で実行フェーズにロジカルに落とし込めよ。これがBIZアービトラージ。この言葉、ビビッときました。
- その仕事は詰まるところ、何のためにやるんですか?を突き詰める。心の底で必要としているのは収入ではなく評価や感謝。これがモチベーション。そして顧客満足が無ければそこに事業は成り立たず仕事は無い。
- 戦闘型BIZと戦略型BIZという成長フェーズでの戦略の分け方。
- スピード命、といってるが、僕はココはタイミング命!なのだが、タイミングを得るためにスピード命と考えている。
三木谷さんの推進力は本来的な顧客満足、しかも地に付いた営業から生まれている根のしっかり張っているものがあるために、実行する力がなんだかとてつもなく力強いんだなと思った。また、そのお客さんの役に立ちたいのさらに背後にある社会を変えるためにどうするかという興銀マインドみたいなのが大きい存在なんだろうなと推測する。
- 作者: 三木谷浩史
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 68回
- この商品を含むブログ (41件) を見る